■ Marianne Westman マリアンヌ・ウェストマン 

1928年 スウェーデン中部、ダーラナ地方のFalun 生まれ
2017年没

マリアンヌ・ウェストマンはスウェーデンの王立ご用達釜であるRorstrand・ロールストランド社で
最も活躍したアーティストの一人で、スウェーデンの陶芸デザイン史において名をはせた陶芸家です。

■学生時代
彼女は銅の産地であり自然の豊かなファルンで芸術一家に生まれ育ちました。
1496年に、スウェーデン国立芸術工芸デザイン大学で陶芸の勉強をしました


■Rorstrand/ロールストランド時代
1950年に卒業するとすぐにRorstrand社に大抜擢をされました。

しかしマリアンヌがずっと夢見てきたのは、プロダクトの大量生産の物を作ることではなく、
生まれ故郷の自然豊かなファルンに帰り、自身の陶芸工房を持つことでした。

彼女の望みは創作活動であり有名になることではなかったのではないでしょうか。

マリアンヌは結局ロールストランド社で働くことを決めました。

当時のロールストランド社と言えば、同社の黄金期であり、彼女は現在世界的に有名な数々のアーティストと
交流を深め互いに刺激しあう芸術家にとってはこれ以上のない環境がありました。




マリアンヌの作品といえば白地にブルーの物が大半を占めており、生まれ故郷のファルンの自然をモチーフにした
明るく伸びやかで活き活きとしたフリーハンドのタッチで描かれているような特徴があります。






1950-1971年のロールストランド在籍中に
彼女の生み出す食器や日用品のデザインは大成功を収め、Mother of ceramics 陶磁器の母と呼ばれていました。

彼女の生み出したモナミやピクニックなどその他数え切れないほどのシリーズの作品は大成功を収め、
ロールストランド社の売り上げの半分以上を占めていました。

ロールストランド社での大成功にもかかわらず1971年に彼女は他の大勢のアーティストと共に同社を解雇されました。

★北欧デザインにあまり詳しくない方でも、彼女のデザインした MON AMIE モナミ は知っている方も多いのではないでしょうか。


彼女の代表作であるモナミのシリーズは、2008年にロールストランド社が復刻しており現在でも生産が続けられています。


■フリーランス時代

ロールストランドを退職後、彼女はガラス作家として、また陶芸家としてドイツで数年間働いた後、
1977年彼女はスウェーデンの故郷ファウンに戻りました。
ファウンでは、マリアンヌの家族がテキスタイルスタジオを経営していましたので、
彼女はそこでテキスタイルデザインをして家族と共に働きました。


マリアンヌと、姉妹のリル・ウェストマン、兄弟のブルーノと共に。
母親のマルギットも一緒に働いていました。



20017年にマリアンヌは故郷のファウンで亡くなりました。
若い頃から彼女の夢は故郷のファウンで仕事をすることでしたので、
彼女の晩年は幸せなものだったのではないかと思われます。

彼女の亡き後も、スウェーデンのどの家庭でも彼女のデザインした食器が使われており、
私達は今でも彼女の活き活きとしたデザインを手に取ることが出来ます。